正壽院




正壽院は、高野山真言宗に属し、創建年は800年ほど前と伝わる。
慶長年間に祐胤(ゆういん)大徳が中興されたと記録に残る。

本尊は秘仏 十一面観音(町指定文化財)で50年に1度だけご開扉される。
また当院の不動明王坐像(国指定重要文化財)は鎌倉時代の仏師 快慶の作。

夏には、境内に千を超えるたくさんの風鈴が吊られ、涼を感じる風鈴まつりが毎年7月1日~9月18日まで行われることから、風鈴のお寺ともいわれる。

客殿 則天の間には、猪目窓(いのめまど)と160枚の天井画がある。
則天の間とは、自然に身体を委ねて川や風、鳥のさえずりなどの音を聞いて、私たち人間も自然の一部であることに気づける場所であることから名付けられた。

また様々な修行体験として、数珠づくりや写経・写仏、庭を見ながらヨガやお茶会などが催される。(事前に要予約)